金貨と貨幣

金属としての価値、という事を考えると、鋳つぶして利用する事が出来る純度の高い金貨は、相応の価値があるものとして現代でも扱われています。

中世ヨーロッパにおいて、金貨の製造は見られず、唯一金貨を儀礼的に利用していた東ローマ帝国のビザント金貨、またイスラム圏のディナール金貨です。ヨーロッパ地域では、近代貨幣制度が始まった際に作られたフローリン金貨によって始まったとされ、さらにその後、鋳造されたドゥカート金貨などが近代貨幣制度の始まった時代に登場した金貨として知られています。

フローリン金貨、ドゥカート金貨は、貿易などで広く利用され現代の貨幣経済の元となったといわれています。金でできている「貨幣」という価値、さらに金を利用していることから金そのものの価値のあるものとして流通されるようになったのです。

更に1816年、世界最初にイギリスで金本位制(金を通貨価値の一戸建て基準とする制度)が樹立されましたが、現在、金本位制は崩壊しています。

金貨は現代でも、価値あるものとして扱われていますが、通貨として価値を持つもの、さらに収集するという点で価値あるものに分かれます。日本でも金貨のマニアは多く、希少価値の高い流通の少ない金貨などは、高値で取引されています。